余裕
余裕があると物事はスムーズに順調にまわるものです。
ギチギチで、ガチガチの余裕がない切迫した状態では、ものごとをまわそうとしてもギシギシしてしまうものですね。
なにが、余裕をなくしてしまうのか。
いそがしかったりするのもあるでしょう。
こうしたいのにこうならない、という葛藤もあるでしょう。
大きな原因は、それはきっと欲だとおもいます。
人が生きていくためには、欲は絶対不可欠です。
お腹がすいた。お金がほしい。きれいになりたい。立派になりたい。ほめられたい。などなど。
そういう欲で人は、おおきく成長していきます。
欲は人が生きていくうえで、とても大切なものです。
しかし、欲にはいろいろ種類があるのです。
我欲と大欲
自分だけがこうなりたい。
自分がこうしていたい。
自分がしあわせになりたい。
そういう自分のための欲望を我欲といいます。
きっと、我欲が、こうなりたいのにこうならない。こうあってほしいのにそうならない。といった具合に自分の中の余裕やゆとりをなくしてしまい、結果ギシギシと上手く回らず、さらにこころの余裕をなくしていってしまうのでしょう。
余裕がなくなり、ゆとりもなくなり、せっぱつまって、さらに我欲が増長していくという、負のスパイラルの始まりです。
我欲の反対は?
みんなのための欲望を大欲というそうです。
みんなが楽しく、みんなが幸せになることを望んでいたのに、いつのまにか我欲が大きくなってしまい、上手く回らなくなってしまう。
大欲をわすれてしまうのですね。
こういうことってよくあります。
肝に銘じておきまっしょい!
大欲は無欲に似たり
- 1 大望を抱く者は、小さな利益などを顧みないから、一見無欲のように見える。
- 2 欲の深い者は、欲のために目がくらんで損を招きやすく、結局無欲と同じ結果になる。
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