日本経済新聞社が発表した「接触アプリ通知来ても「検査受けられず」8割 本社調査」の記事。
日経電子版の会員に対して、新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」の利用状況をアンケートしたもよう。
1万3,014人の回答のうち、「COCOA」をダウンロードした人は9,839人。
そのうち、感染者と接触した可能性がある通知が届いた人は120人だったそうです。
出典:日本経済新聞社
接触アプリ通知来ても「検査受けられず」8割 本社調査
「COCOA」から通知がきても検査受けられないの人が8割!
って記事なのですが、注目するところはそこじゃないですよ。
(2020年8月25日現在は、厚労省が通知来た人は検査対象ですって言っています。)
驚くのは、「COCOA」をダウンロードしたのが9,839人。
感染者と接触した可能性があると通知が届いた人は120人。
感染者との接触したという通知が来た割合は
なんと1.2%
少ないと思いますか?
厚労省の発表では、2020年8月21日午後5時時点で、新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」は1,416万件のダウンロードがあると発表されています。
総務省統計局発表の日本の総人口は、1億2593万人です。
ダウンロードした人がすべて利用しているとしても、「COCOA」の稼働率はは11.2%です。
仮に、15歳未満を抜いて総人口を1億1080万人としても、12.7%です。
「COCOA」利用者同士が出会う確率は 1.6%です。
(0.127 x 0.127 = 0.016)
1日に100人の人と接触したとして、その100人全員が感染者だったとしたら、1.6回通知が来るという確率ですよね。
つまり、1回通知が来るということは、可能性として62.5人の感染者と接触した可能性があるというくらいの割合なのです。
(1 / 0.016 = 62.5)
ですので、現状では通知はなかなかこないはずですよね。
今回通知が届いた120人の人が、それぞれ62.5人の感染者と接触した可能性があるとしたら、感染者は7,500人いる可能性ってことです。
あくまでも統計的には。
9,839人のサンプルの中での感染者との濃厚接触の可能性が7,500人だということではないかなと思ったわけです。
あくまでも統計上ですが。サンプル上はなんと感染率76.2%いうことでしょうか?
76.2%ということは、なんと、1.3人に1人が感染者ってことになりますが(^_^;)
仮に国民の3割が「COCOA」を利用しているとしたら、今回のサンプル数だと、あった人の7.5人にひとりは感染者ってことになります。
計算あっていますかね?
ぜひ計算してこの理論の間違いを指摘してほしいです。
ちょっと9,839人中120人という通知の多さにびっくりしたので計算してみました。
出典:日本経済新聞社
接触アプリ通知来ても「検査受けられず」8割 本社調査