ある国に、悪のそしきがありました。
悪のそしきは、その国を「お金」で支配していました。
お金をつくる機械をもっていて、その国のお金はぜんぶ、悪のそしきがつくっています。
王さまは、国民をはたらかせ、城や道路をつくり、国民にお金をはらいます。
国民は、仕事とお金をもらえて満足していました。
城や道路を作りすぎて、国民に払うお金がなくなってくると、悪のそしきにお金をつくってもらいます。
王さまは、悪のそしきに借金をするのです。
ですので、国内に出回っているお金の量は、王さまの借金とおなじなのです。
借金を増やして、国内のお金の量をふやしすぎると、お金の価値がさがってしまうし、お金の量が少なすぎると、だれもお金をつかわなくなってしまう。
悪のそしきは、王さまに貸した借金の利子が増えるように、国民には沢山お金をつかってもらって、沢山お金を流通させたいので、そのバランスを見ながら、お金でその国を支配しているのです。
よく考えられた仕組みです。
王さまが借金を全部返してしまうと、国内のお金がなくなってしまいます。
なので王さまは借金を減らすわけにはいかないのです。
悪のそしきは、「借金が減らない仕組み」を考えて、その国を支配しているのです。
悪のそしきが考えた「借金と利子の魔法の仕組み」
「金融マジック」「金融支配」
「なんだか、その仕組はおかしいぞ!」
なんて、王さまが言い出さないように、その国の王さまも、悪のそしきが選んでいます。
その仕組を国民も使うようになりました。
おもに沢山お金を持っている国民が、「両替商」として国民自身にお金を貸して、その利子で儲ける商いです。
お金自体に仕事をさせる、いまでいう「銀行」という商いです。
悪のそしきは、王さまだけでなく、国民も借金をすることで、国内のお金の量と借金の量をふやすために、その「銀行」を中央で支配しています。
そして国民に言います。
「文化的」「豊かさ」「マイカー」「マイホーム」
国民はこぞって、ローンを組んでマイホームやマイカーを買います。
そして、死ぬまで「借金の利子のために働く一生」を送る仕組みができたのです。
そして、貸したお金の金額の90パーセントを資産として、さらに貸し出しができる仕組みを使って、実際にはないお金を国民に貸し出すことによって、国民の借金分が国の資産になると言う仕組みで、働き続ける国民と国の資産を増やすのです。まさに、「金融マジック」「金融支配」
「お金がなければ何もできないが、お金ばかりがすべてではない」
こんなことを言うと、「貧乏人の悪あがき」と考えてしまう寂しい国ができたのです。
国は、悪のそしきの思うがままに、操られ、変えられてしまったのです。
悪のそしきが来る前までは、国がお金をつくっていました。
いまでもその国のお金はあります。それが硬貨です。
国の名前が刻印されています。国のお金は1円、5円、10円、50円、100円、500円の硬貨だけです。
全部たすと666円です。どこかで見たことある数字ですね。
悪のそしきが作るお金は紙幣。国の名前ではなく、悪のそしきが発行する「券」と印刷されています。
硬貨をいくらあつめても、紙幣にかなうわけがありません。
話はかわりますが、こんな名前でしたっけ?
そのむかし、G7って「先進国首脳会議」とか「先進7カ国首脳会議」っていっていたと思うんですが、最近のG7って「先進7か国財務大臣・中央銀行総裁会議」っていうんですね。
なんで、世界の首脳のあつまりに、認可法人である中央銀行があつまって話し合うんでしょうね。
なんの話をしてるんでしょうね。
おわりに、
次は、世界を金融支配の悪のそしきから奪うために、紙幣のいらない金融のデジタル化や、さらに国民の情報もデジタル化して、ビックデータ管理で世界を支配しようとしている、別の悪のそしきのおはなし。
そのために、未曾有の未知のウイルスで、世界の秩序や常識を、あっというまに、いっぺんにかえてしまったというお話につづくかも…
続きは次の講釈で…