ため息と愚痴

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「ため息すると幸せが逃げちゃうよ」

そんな話をよく聞きます。

ため息は、大きな「吐く息」。

「吐く息」が、自分の中のなにかを、吐き出します。

たとえばそれは、自分では気が付いていない、自分の中にある「しあわせの素」なんかを吐き出してしまっているのかもしれませんね。

人は元々、自分の中にたくさんの「しあわせの素」を持っていて、それを育てて、大きくして、しあわせを感じるのかもしれません。

育てて大きくするために、いろいろ経験して、苦労して、肥料をあげているのかもしれません。

ため息が出そうな時には、ちょっと意識を変えてみましょう。

吐く息が、ため息。
吐く息ではなく、吸う息に意識を合わせます。

それは深呼吸になります。

深呼吸は、たくさんの酸素を身体に取り込みます。
その酸素を、身体中の隅々の細胞にまで届ける意識を持ってみます。

酸素が行き届いた指先が、ジンジンしてきませんか?

それを、自分の中にある「しあわせの素」の肥料にしましょう。

自分のなかのしあわせが、どんどん大きく育っていきます。

愚痴は巡り巡って自分に還る

ため息と同じで、吐き出す不平不満や愚痴。

溜め込むといけないから、吐き出したほうがいいのですが、吐き出す時に注意したほうがいいことがあります。

ため息は、自分の中のしあわせの素を吐き出してしまいますが、吐き出した愚痴は、自分の周りを愚痴で埋め尽くします。

自分の周りには、今は自分で気づいていない幸運のタネが沢山あるのです。

自分の器が大きくなって、まわりを照らせば照らすほど、幸運のタネがどんどん花を咲かせるのです。

足元が愚痴で埋まっていると、幸運のタネに気が付かないどころか、幸運のタネを照らすことができないので花は咲きません。

人から何かを言われたり、他の誰かと比べたり、自分以外の外側への意識が強いと愚痴はどんどん自分の内側を黒く埋めます。

黒く埋めた愚痴を吐いても、スッキリするどころか、自分の周りを黒く冷たく寂しい空気で埋め尽くしてしまいます。

愚痴を吐くときは、ちょっと意識を変えてみましょう。

人から言われたことは一旦受け入れて吸収して、人と比較するのではなく、自分の内面や自分の心と比較します。

愚痴は吐き出しても、自分を慰めるために愚痴を吐き出すのではなく、愚痴を聞いてくれることに感謝をしてみましょう。

卑屈な気持ちや、慰めてほしいという気持ちは、すっかり晴れてなくなるでしょう。

そうすれば、自分の内面も、自分の周りもあかるくてらされて、もともとそこにある幸運のタネに日が当たるようになるでしょう。

ため息と愚痴ではなく、深呼吸と感謝。

内面も外側も、しあわせで幸運の花が咲くように、自分の未来は、自分で引き寄せるのです。