「明るい」 「暗い」 「明暗を分ける」
「明るい」と「暗い」は、ソモソモどんな意味なんだろうか?
ちょっと気になり考察。
「明」は「日 と 月」
「暗」は「日 と 音」
明
「日 と 月」が一緒に出るから明るい。
なんて、よく言われますが、どうやら違うようです。
「日」は太陽の象形文字で、もちろん太陽のことなんですが、
「口」のなかに一本の線をいれた状態という見かたもあるようです。
「口」は、「ひとの口」や、「音」の事をあらわすようです。
意味のある音と 意味のない単なる音
「口」は、「言葉」のようなはっきりとした
「意味のある音」という意味。
「口」の中に一本線がある「日」は、もごもごとした
「意味のない単なる音」という意味もあるようです。
明るさの象徴は月
また昔は、お天道さまが昇ってる昼間は明るくてあたりまえです。
むしろ、夜のそらに昇る「月」のほうが「明るさ」を印象づけていた気がします。
三日月や新月では真っ暗な闇夜なのに、満月なら影さえ落ちる明るさですから。
意味のない音と 明るさの象徴の月
明
夜の風や、きしむ木々の自然が奏でるの「意味のない単なる音」と、その横で、煌々と闇を照らす「月」。
「明」は「日 と 月」
「暗」は「日 と 音」
暗
夜の風や、きしむ木々の自然が奏でるの「意味のない単なる音」と、「音」。
まさに 音しかない世界 「暗」
闇
「門」と「音」
「門」は、観音開きの扉(門)が閉ざされた状態のようです。
固く閉ざされた光も通さない門 と「音」
夜の風や、きしむ木々の自然が奏でるの「意味のない単なる音」さえもない暗闇。
こうして考えると、漢字でもたのしめます。
「明」と「暗」をいったりきたりしながら、明暗をわける経験をさまざまかさねても、固く閉ざされた闇にはおちないようにしようという教訓を、おもいついたりもできます。
コメント