すき【好き】
[名・形動]
心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。
「好き」とは、相手に心がひかれて、気になること。
相手が自分をどう思っているのかは関係なく、一方的な自分の感情です。
相手を好きだと思っているだけで、自分の心は楽しく幸せになります。
たとえば、「好き」はこんな気持ち
- 相手が自分をどう思っているかは関係なく、一緒にいると楽しい。
- 「愛」や「恋」につながる恋愛感情は持たなで、いろんなことが相談できる。
- 一生、いつまでも長く付き合っていたいと想う。
そこから「好き」が進んで生まれる感情。 「相手も自分を好きでいてほしい」
その感情が「恋」
自分を好きになってほしいという自分のための感情。
「恋」の感情がうまれると
- 自分を好きになってほしいという感情があふれ、相手によく思われたいと想う。
- 自分の気持が強くなり、相手に対する不安や嫉妬や疑いや裏切りという感情がうまれる。
- いつも自分を見ていてほしい、自分を必要としてほしい、自分に尽くしてほしい、という自己中心的な気持ちが生まれる。
この「恋」の感情が「好き」を越えて溢れ出す
- こんなに好きなのに、相手がみてくれなくて切ない。
- 相手が他の人と楽しくしているのは見ていたくない。
- 自分をみてほしい。自分を必要としてほしい。
- 自分が一番でいたい。自分をもっとかまってほしい。
- 自分を見てくれない相手のことを、見ているのが辛くなる。
- 自分がいないところで楽しそうに幸せそうにしている相手のことをキライと想うようになる。
- 会うのが切なくて会えなくなる。
好きなままでいられたら、いつまでもたのしいのに、自分の気持が強くなると、その永遠は、こわれてしまうのです。
さらに「好き」が進んで生まれる感情。 「好きな相手が、楽しく幸せでいてほしい」
その感情が「愛」
相手が幸せでいてほしいと思う相手を想う感情。
「愛」まで感情が到達すると
- 相手がどこに行こうと、なにをしていようと、信じて安心していられる。
- お互いがお互いを、バランスよく必要として、楽しいという感情よりは落ち着くという感情になる。
- 相手のために何かしたいと思っても、その見返りはもとめない。
- 「好き」「好きでいてほしい」「いっしょに楽しくいたい」という感情よりも、「いっしょにいるだけで幸せ」と想う。
そこまで到達するのが大変ですが、あなたの「好き」の対象にあわせて、どこを目指すかを考えながら、過去の自分を振り返ったり、未来の自分を想像してみるのもいいかもしれません。
「好き」とは、恋にも愛にもつながる、一方的な自分の純粋な感情なのです。 相手が自分をどう思うかは関係ないのです。
「好きだからキライ」
「好きだから忘れる」
「好きだから逢えない」
その「好き」は「好き」を超えてしまったのです。
「好き」の気持ちをたくさんもって、たくさんの「好き」を大切に育みましょう。
そして「愛」まで到達すべき「好き」は、「恋」でつまづかないように。
参考:生活百科
https://seikatsu-hyakka.com/archives/30835
創作
スキナキモチ
スキナキモチ
ある日、森の奥で、ひとつの「ヒカリ」がうまれました。 キラキラと黄色く光る、ちいさなヒカリ。 ちいさな黄色いヒカリは、森のなかに咲いている小さな花をみて、 「きれいだなー」 そう思って、好きになりました。 緑の葉っぱの先に溜まっている朝露も